Manfrotto MKBFRC4-BH のレビュー

2023年10月10日

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三脚です。

この三脚は私が一眼レフを買ったとき、同時に購入したものです。ですので、もう3年使っていることになります。今回は、私がManfrotto MKBFRC4-BH を選んだ理由から、実際に使った感想をご紹介します。

三脚を選ぶ基準がわからない人は、以前の記事を参考にしてください。

MKBFRC4-BHを選んだ理由

私は渓流や夜景を撮ることを想定して三脚を選びました。車を降り、機器を背負い、数分から数十分歩いた先に撮影スポットがある。そんな感じの使い方です。

その上で最も重視した点は、機動性に優れていること。

それを項目ごとに見ていきます。

自由雲台

雲台とは、カメラと三脚の間にある部品のことです。カメラを固定するときに弄る部分です。よく使われるものは3WAY雲台と、自由雲台です。

自由雲台を選んだ理由は、1回で構図を決めたいという考えからです。

実際、どうなのか。

概ね良好です。

想像通り、1回で構図が決まります。そして想像通り、微調整が苦手です。水平を出す時や、1方向だけの向きを変えたいときなんかは苦戦します。

それでも、1回で構図が決まるスピードとコンパクトさはそれ以上のメリットかと思います。

クイックシュータイプ

カメラと雲台を接続する形状です。こちらはネジ式とクイックシュー式があります。

クイックシュー式を選んだ理由は、短時間で固定したいということです。自由雲台と理由が似てます。

想像してください。夕日を撮るとき、道が混んでて予定より遅れました。撮影スポットについた時、もう太陽が地平線に吸い込まれています。機材を出して、三脚を立てて…

カチッとセットできるのと、カリカリとネジを締めるのとどっちが早いですか?

そんなことを想像して、クイックシューを選びました。

現時点ではクイックシューがいいと思いますが、持っている機材で左右されるかもしれません。私はカメラ1台、三脚1本です。現在はクイックシューをつけっぱなしなんで、どこにいっても装着が早いです。

ですが、カメラが増えた時、三脚が増えた時はどうでしょうか。クイックシューを付け替える必要性も出てきます。互換性のあるものなら問題ありません。アルカスイス製などが有名ですね。そうなると、選択肢が狭くなります。

そこまで考えると、クイックシュー式がベストともいいきれません。

ただ、カメラ1台三脚1本の現時点ではクイックシューで正解だと思っています。

カーボン製

素材の話です。三脚の素材はアルミ製とカーボン製があります。

アルミは安価で重く、カーボンは高価で軽い。ザックリいうとそんな感じです。最近はカーボンも安くなってきてますので、カーボンがいいのではないかと思います。

3年使ってますが、強風の時はやや心もとないです。これは三脚の脚径といった要因もありますが、ザックリいうと三脚の安定性です。重い方が安定します。

Manfrotto MKBFRC4-BH はカーボンで軽いので、カメラを載せた時のバランスがトップヘビーになります。

勿論、普段は問題ありません。強風の時は足場に石や岩を置いて、固定しています。それでなんとかなっています。

本当は石なんかを入れるストーンバッグが欲しいんですが、まだ購入には至っていません。そう思うと、実はあまり困ってないのかもしれませんね。

MKBFRC4-BHの良いところ

軽い!早い!

特に、「軽い」は武器です。数十分かけて歩いた先に撮影場所があるなんて場合でも、MKBFRC4-BHなら問題ありません。

自由雲台&クイックシューですので、とにかく「早い」。

微調整は苦手ですが。

MKBFRC4-BHの悪いところ

しいていえば「軽い」ということでしょうか。

これは仕方がないんですが、「軽い」ということは機動性のメリットであると同時に安定性のデメリットです。この辺りは、三脚の選び方にも書きました。重複しますが、機動性と安定性を両立した100点満点の三脚は存在しません。

ご自分にあった三脚をみつけましょう。

あ、あと一点。

MKBFRC4-BH 純正の雲台には水平器がついていません。私はカメラの水平器で水平を出しています。参考までに。

MKBFRC4-BHの総評

私はいつも MKBFRC4-BH をカメラバッグにさしています。これで1時間とか歩きながら写真を撮ったりもします。結局、三脚を使わなかったなんてこともあります。

でも、いい具合の滝を見つけた時に「三脚持ってくるんだった」なんて思いたくありませんから。そういった保険の意味で所持していることがあります。これも軽いからできるんだと思います。

重さがあると「ここで撮るぞ!」って時じゃないと、長時間持ち運びできませんよね。

ですので、私の使い方ならパーフェクトです。

ご自身の撮るものと比べて、参考にしてください。