サブバッテリーからの警告音
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みなさんのサブバッテリーは快調ですか?
キャンピングカーには欠かせないサブバッテリー。そいつからある日、警告音が鳴り響きました。サブバッテリーが一定の電圧を下回ると警告を出してくれるんですが…
過放電にしたこともないし、スイッチを入れっぱなしにしてもないし…
割と困ったので、備忘録ついでに書いておきます。
インバーターのスイッチが入っていた
結論から書きます。
私の場合、インバーターのスイッチがONになっていたことが原因でした。
思わずコケそうになる原因ですが、ここに深いわけがあるのです。
まず、サブバッテリーのスイッチがどのようになっているか、簡単に説明します。
スイッチは二つある
知っていただきたいのはサブバッテリーの電気をコンセントで使う場合、インバーターを起動することになります。
コンセントにさしただけじゃ電気が使えないんですね。
インバーターのスイッチを入れて、コンセントをつなぐと電気が使える。
まず、これを覚えてください。
次に、車内の図を見てください。
簡単な図で申し訳ありませんが、上の図はベッドキットのあたりを横から見た図になります。
上にある四角はいろんなスイッチのあるユニットで、冒頭の写真になります。下がベッド下となり、インバーターやらサブバッテリーやらが集中的に配置されております。
で、赤いところがインバーターのスイッチなんですが…ご覧の通り、インバーターのスイッチが二つあるということです。
スイッチが二つあることはわかりました。
スイッチ操作は上で行い、下は常にオフというのが正常な形です。
キャンピングカーをお持ちの人ならわかると思いますが、普通は上のスイッチを操作します。ベッド下のスイッチを操作する場合、布団を上げ、ベッドキットを外し、懐中電灯でスイッチを探し当て、ようやくスイッチオンです。
そんなことしませんよね。というか、そんなことをしなくていいように別でスイッチを用意しているんですから。
インバーターは消費電力が多い
「コンセントを使う時だけインバーターをオンにしてくださいね。」
納車時、そんな説明を受けました。
インバーターのスイッチがオンだとまずいの? って思いますよね。
実は非常によくないようです。
ですので、私も充電などをしない時はオフにしていました。勿論、上のスイッチで。
そんなに気をつけていたのに、何故警告音が鳴ったのか。
問題は下のインバータースイッチでした。
納車時からONだった
ベッド下にあるインバーター本体のスイッチがオンになっていました。
いつから?
納車時からオンだったのです。
「えっ?」
ソンナコトアルンデスカ?
ビルダーサン、カンベンシテクダサイヨ。
…結果として、ベッド下にある本体のスイッチをオフにしたら警告音はおさまりました。
みなさんも、
具体的な症状
8.2V
具体的な症例です。
納車され1年が過ぎたある日、車内後方から「ピーーーーーーー」と聞いたことのない電子音が鳴り始めました。
後部にあるパネルを確認します。Volt1がメインとなる車本体のバッテリーで、Volt2がサブバッテリーの数値なんですが…
「8.2?」
見たことのない数字でした。
サブバッテリーの電圧は満タンで13V近くあり、一晩ヒーターを使った日でも12Vを切ったかどうかぐらいでした。
こんなに電圧が下がるのは異常です。まずは冷静に考えてみました。
① 充電装置の故障
② サブバッテリーが死んでる
③ 待機時の消費電力が多い
この3つが考えられます。
一応、購入先のビルダーさんに連絡しつつ、原因を探ることにしました。ビルダーさんが近所にあればいいんですが…
走行充電は可能
10分程度走った後、Volt2を確認します。
「おおおおお! 復活やん!」
十分すぎるほど充電し、警告音もなりません。まずは、充電装置の故障という最悪の事態はまぬがれました。
一時的に、なんか弱っていたのかな? なんて都合よく考えましたが、そんなわけありません。
二日ほど経つと、再び警告音が…
日によってまちまちですが、10.5Vだったり、10V切っていたり、ひどい時は5.9Vでした。
そんな状況をビルダーさんに報告したところ、バッテリーが弱っている可能性があるとのことです。
サブバッテリー交換
こちらは普通の車屋さんでも可能との事なので、いつも行くところにお願いしました。
交換後、Volt2は常に11Vを超え、安定しておりました。でも心のどこかで「もしや?」という気持ちもあり、ちょくちょく電圧を確認していました。1週間がたち、2週間がたち…
「ピーーーーーーーーーーーーーー!」
また鳴り始めました。
オイオイ。
走行充電もできるし、サブバッテリー交換したし、交換してからインバーターをオンにしてないんだよ?
てなわけで、ビルダーさんにTEL。
いつも受付の人が対応してくれるんですが、事態が深刻だということでメカの人に変わっていただけました。そこで、インバーターのメインを確認するよう言われ…
ようやく解決となりました。
他の理由
結果オーライではありますが、解決まであーでもないこーでもないという話の中で、色々と知識が増えましたので、書きとどめておこうと思います。
サブバッテリーのトラブルシューティングに役立ててもらえればと思います。
サブバッテリーの寿命
経年劣化が主な原因です。
一般的には3年前後といわれていますが、使い方によって異なるようです。
調べてみますと、5年とか6年使っている人のブログを拝見します。割ともつのかもしれませんね。
サブバッテリーが弱っている
使い方に問題がある場合がこれにあたります。
具体的にいうと、過充電・過放電です。
過充電とは、バッテリーが満タンなのにどんどん充電しようとすることです。こちらに関してはビルダーさんが対策してくれていますので、まず大丈夫かと思います。
問題は過放電です。ザックリいうと、「使いすぎ」です。過放電になると、サブバッテリーの寿命を著しく縮めます。というより、死亡フラグが立ちます。
では、どれぐらいが過放電なのかというと10.5Vあたりが目安のようです。
私の車でサブバッテリーを使うものとしては
- 照明(LED)
- フリップダウンモニター(カーナビ連動)
- DCコンセント(2口)
- FFヒーター
あたりです。
夕方から夜までライトをつけ、スマホを充電し、DVDを鑑賞し、FFヒーターを一晩炊いても12Vを切るかどうかぐらいです。
ですので、注意するならこんなパターンかと思います。
- 冷蔵庫やレンジを使う
- 充電が不十分だが、電力を消費する
インバーターのスイッチが入っている
自分は触っていないよ!
それが盲点であるということはお分かりいただけたと思います。
今一度、確認してみましょう!
サブバッテリーからの警告音のまとめ
①まずはインバーターのスイッチを確認。
納車時にONになっていることがあります。
少し面倒ですが、お金がかかりませんのでやる価値ありです。
②バッテリー交換
走行充電が可能な場合は、バッテリーを交換すれば解決するかと思います。
ディープサイクルバッテリーの新品は3万程度かと思います。
③充電システム
私も未経験の最も重症なコースですが、DIYできる人なら部品代ですみそうです。
私の経験がお役に立てれば幸いです。