【2020年度版】スカイラインGT-R【中古相場】
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今回は第二世代GT-Rの価格調査を行いました。
25年ルール適応以降、価格が凄いことになっています。海外に流れる以前なら、50万円台の車両があったことを考えると、恐怖を感じます。
選別ルール
車両
第2世代ですので、32,33,34が対象です。
グレードは全グレードを対象とします。
調査手順と項目
例によって調査サイトはカーセンサー。
チェックするのは以下の項目です。
- 車両本体価格
- 走行距離(※1)
- 修復歴(※2)
「走行不明」及び「改ざん車」については、『登録後の年数*10,000』を走行距離としました。
カーセンサーで「修復歴あり」と記載のあるものをカウントしました。
これらをチェックし、下記項目を算出します。
- 平均価格
- 平均走行距離
- 車両台数
- 修復車両率
- 応談車両台数
尚、以下の車両は調査対象外としました。理由としては特殊な価格の為、平均価格に入れるべきではないと判断したからです。
- 価格が「応談」の車両
- デモカーなど
又、今回はより詳細なデータが見れるよう、年毎の中古車相場をまとめています。型式での総括は最後に載せていますので、時間のない人はそちらへどうぞ。
では、いってみましょう。
BNR32
平成元年式(1989年)
平均価格 | 3,640,000円 |
平均走行距離 | 178,667km |
車両台数 | 6台 |
修復車両率 | 17% |
応談車両台数 | 2台 |
走行不明車は2台あり、走行距離 310,000km としてカウントしています。
32の発売は平成元年の8月ですので、台数は少ないです。が、6台もあるのは意外でした。
状態の良いものがあれば、ここは狙い目だと思います。
平成元2式(1990年)
平均価格 | 3,607,667円 |
平均走行距離 | 95,500km |
車両台数 | 6台 |
修復車両率 | 67% |
応談車両台数 | 3台 |
価格、台数は元年とほぼ同じですが、走行が少なく、事故車率が高いのが特徴です。ちなみに走行不明車は0。平均価格内にNISMO車両はありません。NISMO車両もありましたが、全て「応談」です。
2年式はほとんどが10万kmオーバーで、修復率も高いです。
が、2年式も狙い目だと思います。
これは第2世代Rに詳しいお店で聞いた話です。
まず、「元年・2年式はいい物が使われている」んだそうです。「エンジンパワーが300馬力を越えていた」なんた話もザラですし、何よりボディがいいらしいです。
使われている鉄にしろ、鉄を守るアンダーコートにしろ、32の前期が最高とのことでした。
年数を重ねるごと、型が変わるごとに劣化していくといっていました。
32は第2世代の中では安価な方ですので、VスペⅡや新しい車両にこだわりがないなら、前期型がおすすめです。
平成元3式(1991年)
平均価格 | 3,648,333円 |
平均走行距離 | 227,167km |
車両台数 | 6台 |
修復車両率 | 67% |
応談車両台数 | 3台 |
走行距離が伸びました。6台中、走行不明車は3台。軒並み10万kmを超えていました。
この年の8月までが前期で、以降は中期型となります。
中期でクリスタルホワイトが出ました。それまではガンメタか黒がほとんどでしたが、中期が出た当時は「R=白」というイメージがつくほどでした。
平成4年式(1992年)
平均価格 | 3,956,364円 |
平均走行距離 | 120,636km |
車両台数 | 11台 |
修復車両率 | 18% |
応談車両台数 | 1台 |
少し車両が増えました。
走行不明車は1台。応談車両も1台でしたので、データの信頼度も高いと思います。
平成4年式は非常に修復車両が少ないのが特徴です。
平成5年式(1993年)
平均価格 | 3,912,500円 |
平均走行距離 | 142,375km |
車両台数 | 8台 |
修復車両率 | 50% |
応談車両台数 | 4台 |
価格に関してはそれほど変化はありませんが、修復車両が多く見られました。
走行不明車は2台。
この年の2月にMCがありました。以降は後期型となります。
又、このMCに合わせてVspecが追加されました。ちなみに、平成5年式のVspecは市場にはありませんでした。
平成6年式(1994年)
平均価格 | 5,530,000円 |
平均走行距離 | 91,783km |
車両台数 | 23台 |
修復車両率 | 22% |
応談車両台数 | 8台 |
32の生産終了となる年です。又、この年の2月にVspecⅡが追加されました。中古車市場にも流れていますが、タマ数は多くありません。ですが、32の中古車としては、当たり年ではないでしょうか。
まず、台数が最も多い。しかも、走行不明車が1台しかなく優良です。
駆け込み受注も多かったと思います。(私もこの年に見積もりをもらいに行きました…)
この年の購入者の中には「大切に乗ろう」と誓って、購入した人も多かったように思います。事実、修復車両も比較的少ないですね。これは平成元年に次いで、2番目に低い数字です。
この年は高額Rが何台かありましたが、いずれも状態が良い物でした。VspecやVspecⅡといったグレードだから高いというわけではなく、履歴がしっかりしているものや、状態の良いものといったもののほうが付加価値が高くなっています。
より状態のいい32を考えている人は平成6年式がおすすめです。
平成7年式(1995年)
平均価格 | 4,400,000円 |
平均走行距離 | 88,000km |
車両台数 | 1台 |
修復車両率 | 0% |
応談車両台数 | 2台 |
最後に納車された32ですね。
ご覧の通り、台数は少ないですね。この年式でフルノーマルですと、おそらく1000万円超えかと思います。
BCNR33
平成元7式(1995年)
平均価格 | 4,904,333円 |
平均走行距離 | 111,000km |
車両台数 | 15台 |
修復車両率 | 47% |
応談車両台数 | 2台 |
BCNR33のデビューイヤーです。
GT-RグレードのみのCMなんかもあったりして、力が入っていました。32ではVspecやVspecⅡは追加されていきましたが、33は最初からVspecの設定がありました。
中古車市場として、平成7年というのはどうでしょうか。
結論からいうと、この年は狙い目です。
価格帯も安く、走行距離もそこそこ。なんといっても台数があるのがいいです。走行不明車は2台ですので、割合からすれば少ない方だと思います。
平成8年式(1996年)
平均価格 | 4,494,286円 |
平均走行距離 | 165,571km |
車両台数 | 7台 |
修復車両率 | 29% |
応談車両台数 | 1台 |
この年の1月にMCがありましたので、これ以降は中期となります。LMが発売されたのもこの年ですね。
中古車市場としてはどうか。
7台中、2台が走行不明車でした。修復車両がすくないといった特徴があります。(たまたまかもしれませんが)
平成9年式(1997年)
平均価格 | 5,545,286円 |
平均走行距離 | 79,143km |
車両台数 | 7台 |
修復車両率 | 57% |
応談車両台数 | 1台 |
この年の2月にMCがありましたので、それ以降が後期となります。
走行不明車が1台あるものの、そのほかは10万以下の車両が多かったのが印象的です。
ただ、この年は修復車両が多く見られました。
平成10年式(1998年)
平均価格 | 6,232,667円 |
平均走行距離 | 106,000km |
車両台数 | 3台 |
修復車両率 | 0% |
応談車両台数 | 1台 |
33ラストイヤーです。
やはり、駆け込み需要もあったと思います。修復車両が少なく、大事に乗っている個体が多い印象です。
走行不明車が1台あるものの、他の2台の走行距離は10万以下でした。
この年の33は走行も少なく、状態がいいのが特徴です。ただ、選ぶほどの台数がないのが問題です。
BNR34
平成11年式(1999年)
34デビューイヤーですが、この年の中古車はありませんでした。
厳密には2台あるのですが、いずれも応談車両でした。
ちなみに、34は33と同じく最初からVspecの設定があります。
平成12年式(2000年)
この年の10月にMCがあり、これ以降は後期となります。
残念ですが、この年も応談の車両が1台あるのみでした。
平成13年式(2001年)
平均価格 | 19,485,000円 |
平均走行距離 | 40,000km |
車両台数 | 4台 |
修復車両率 | 25% |
応談車両台数 | 3台 |
いきなり不動産価格になりました。
4台中、3台がVspecでした。32や33ではVspecの付加価値はそれほどでもありませんでしたが、34では価格差が凄いことになっています。平成13年度でいうと、普通のRが1,200万ほどで、Vspecだと1,900万以上です…
ちなみに、この年の5月にMspecが追加されています。中古車市場では見かけませんでしたが、この感じですと2000万超えでしょうか…。
平成14年式(2002年)
平均価格 | 20,277,500円 |
平均走行距離 | 35,250km |
車両台数 | 4台 |
修復車両率 | 25% |
応談車両台数 | 3台 |
34…いや、第2世代GT-Rとしてのラストイヤーです。
この年は多くのスポーツカーが廃止となりました。
中古車市場としてはどうでしょうか。価格としては、前年とあまり変わりません。最終年ということでのプレミア感はありませんが、34自体が凄いことになっていますのでね…
この年も4台中、3台がVspecです。やはり、Vspecは高額で取引されています。
第2世代GT-R 中古車のまとめ
それぞれの型式での平均を出しましたので、参考にしてください。
BNR32
平均価格 | 4,099.266円 |
平均走行距離 | 134,875km |
車両台数 | 61台 |
修復車両率 | 34% |
応談車両台数 | 23台 |
高騰したとはいえ、200万円代や300万円代の車両も存在します。ヘリテージで供給パーツも増えつあるので、壊れておしまいということもありません。
故障0ということはないので、愛と情熱があればまだまだ狙ます!
BCNR33
平均価格 | 5,294,143円 |
平均走行距離 | 115,429km |
車両台数 | 32台 |
修復車両率 | 33% |
応談車両台数 | 5台 |
車両が半分になるが、それでも頑張れば手が出る価格。流石に200万円代はないものの、300万円代も多い。
基本的に無事故車で、走行距離10万以下の車両は新車価格より高いと思った方が良いです。問題は台数の割に、修復車率は32と同等の為、修復歴に拘る場合は極端に台数が少なくなることです。
修復歴有でも、内容によっては検討してもよいのではないでしょうか。
BNR34
平均価格 | 19,881,250円 |
平均走行距離 | 37,625km |
車両台数 | 8台 |
修復車両率 | 25% |
応談車両台数 | 9台 |
もはや、投資や投機対象として見てしまう価格ですね。
が、ここは純粋に愛車の購入として考えてみた場合…
もう少し待ってはどうかと思います。
というのも、この価格は異常としかいいようがありません…
個人的な意見ですが、今の34価格は異常だと思います。ですので、どうしても今欲しい! という人以外は控えた方がいいと思います。