【中古】150万円以下のおすすめ4ドアドリ車【10選】

2023年10月10日

【2020年度版】150万円以下で買える4ドアの中古ドリ車【10選】

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前回、2ドアのドリ車ベースを調査しました。

割とタマがないなーということで、今回は4ドアのドリ車ベースを調査しました。といっても、最近の車は電子制御介入が多く、ベース車としては厳しいみたいですね。

基本的に、選別ルールは前回に倣っています。但し、極端にパーツの少ない車種は省きました。今回は車両もパーツも入手しやすいものを前提に選びました。同様に、魔改造が前提のベース車種も省きました。魔改造には、エンジンスワップ。足回りやミッション移植を含みます。

又、車両に関しても同様の考えて選別しました。

選別ルール

車両

  • 車両価格150万円以下
  • 4ドア
  • FR
  • ノーマルエンジンで200馬力以上
  • 排気量3L以下
  • MTのみ
  • 非オープンカー

但し、以下の車両は除く

  • 他車種のエンジンを移植した車両
  • 他車種の足回りを移植した車両
  • 他車種のミッションを移植した車両

評価

  • タマ数
  • 平均走行距離(※1)
  • 事故車率(※2)

手順と捕捉

ネット最大手の中古車サイト、カーセンサーで該当する車両を検索。150万以下の台数と平均走行距離、事故車率を算出しました。

今回はこれらの3項目を元に、ランキング形式で紹介します。

※1

平均走行距離は「各車の走行距離 / 台数」で算出。但し、2005年以前登録車両の走行不明もしくはメーター改ざん車については走行距離20万kmとして計算。

※2

中古車情報サイトで「修復歴あり」と記載のあるものを事故車としてカウントしました。

ベスト10

赤い数値については全車中1位。

黄色い数値については全車中2位を示しています。

先にランク外の車を紹介しておきます。

  • チェイサー(90)
  • スカイライン(33)
  • ローレル(33)
  • セフィーロ(31)

チェイサー(90)、スカイライン(33)は150万以下の車両がありませんでした。

ローレル(33)、セフィーロ(31)は他車エンジン搭載車しかありませんでした。

10位 アリスト(16)

アリスト(16)の中古車
タマ数1台
平均走行距離18.3万km
事故車率0%

10位の中古ドリ車は16アリストです。

今回はV300のMTのみを調査しました。150万円以下の車両は1台ありました。データとしては信憑性が低い為、10位としました。

9位 スカイライン(32)

32スカイラインのの中古車

タマ数1台
平均走行距離24.1万km
事故車率100%

9位の中古ドリ車は32スカイラインです。

調査はGTS-tタイプM。こちらも1台のみの結果となりました。

リアルタイムで32を知っている身としては、微妙な感覚です。Rや2ドアはヤンチャをしていた車が多く、タマが少ないのも頷けます。当時の4ドアはファミリーカーとして乗られていました。当然、若い人が目を向けることもありませんでした。

それが、今や絶滅危惧種に近いとは…

( ゚д゚)

8位 マークⅡ(90)

90マークⅡの中古車
90
タマ数3台
平均走行距離17.87万km
事故車率100%

8位の中古ドリ車は90マークⅡです。

マークⅡ、クレスタ、チェイサーはツアラーV系のみを調査しました。本命中の本命車両ではないでしょうか。

90系のツアラーVが出た時は驚きました。マークⅡ、クレスタ、チェイサーといえばハイソカーの本命のよう車でした。エクステリアやインテリアに拘るならともかく、1JZを載せるとは思いませんでした。当時はドリ車のベースも定番の2ドアから、少しズラした4ドアが広まりつつありました。ローレルやセフィーロですね。

まさか、トヨタがその市場に踏み込むとは思いませんでした。が、当時のトヨタはそんな意外な攻めをするメーカーでもありましたね。

余談が長くなりましたが、マークⅡは台数が少なく、事故車率100%ということでこのような結果になりました。

7位 マークⅡ(100)

100マークⅡのの中古車
タマ数3台
平均走行距離15.2万km
事故車率100%

7位の中古ドリ車は100マークⅡです。

台数が少なく、事故車率100%。90に比べ、走行距離が短いので7位となりました。

6位 クレスタ(90)

90クレスタの中古車
タマ数2台
平均走行距離17.5万km
事故車率50%

6位の中古ドリ車は90クレスタです。(100クレスタは調査外です)

台数も少なく、事故車率50%ということでこのランクです。

ぶっちゃけ、6位から10位までは混戦状態といってもいいでしょう。もう少しデータがないと信憑性もないですしね。

今回調べたタイミングではこんな感じになりました。

5位 スカイライン(34)

34スカイラインの中古車
タマ数7台
平均走行距離16万km
事故車率43%

5位の中古ドリ車は34スカイラインです。

調査対象は25GTターボ。25GT-Xターボです。

4位と悩みましたが、走行距離と事故車率を踏まえ、34を5位としました。

スカイラインは32、33、34を調査しました。どれもタマ数が少なく、32は1台。33は0台。34が7台という結果になりました。

私は全車乗ったわけではないですが、この中では34が乗りやすいのかなーと思います。32よりは大きいですが、なんといってもデフォルトで280馬力あるのは魅力ですね。ここに来てツアラーVの好敵手となったけど、既にそういう時代ではないという…

ちなみに今回のランキングの中で、私が欲しいのは34スカイラインです。

4位 ヴェロッサ

ヴェロッサの中古車
タマ数3台
平均走行距離12.07万km
事故車率33%

4位の中古ドリ車はヴェロッサです。

調査対象はVR25。ぶっちゃけ、調査するまで知りませんでした!

マークⅡがマークXになり、クレスタとチェイサーの後継車がヴェロッサとなったようです。今まで見たいに少しだけ変えて、クレスタとチェイサーのままいくのはダメだったんですかね?

ダメだったんでしょうね。

とにかく、こいつも1JZ搭載ですので素性は間違いないというところです。100系に比べ、ややホイルベースが長いですが…

こちらは販売期間が2001年~2004年と短いためか、タマ数も非常に少ないです。今後もあまり出てこないかもしれませんね。

3位 チェイサー(100)

100チェイサーの中古車
タマ数16台
平均走行距離18.26万km
事故車率38%

3位の中古ドリ車は100チェイサー。大本命の登場です。

マークⅡ、クレスタ、チェイサーという3姉妹。70、80、90とモデルチェンジを繰り返す中で、それぞれのイメージが出来上がっていきます。

定番のマークⅡ。

イケメンのクレスタ。

( ゚Д゚)ハァ??…チェイサー?

私の中ではそんな感じでした。チェイサーを見るたび、「何故、敢えてチェイサーを選ぶのか?」と聞きたいくらい不思議でした。

それまでのイメージをひっくり返し、3姉妹で1番人気となったモデル。それが100系チェイサーです。

発売当時からドリ車として人気が高く、乗っている人も他の3姉妹とは明らかに異なっていました。ぶっちゃけ、100系チェイサーは事故車ばかりだろうと予想していました。

が、意外なことに6割以上の車が無事故車という結果に。

台数も16台あります。4ドアの中では多い方です。どうしても100系チェイサーが欲しい人は頑張って探しましょう。150万円以下でも、程度のいい車と出会えるかもしれません。

2位 アルテッツァ

アルテッツァの中古車
タマ数62台
平均走行距離12万km
事故車率29%

2位の中古ドリ車はアルテッツァです。

調査対象はRS200。3S搭載車両です。

正直、ドリ車として入れるべきか悩みました。発売以前は皆が期待した車でした。事前アナウンスで2LのNAを搭載するということで、皆は不安を抱きました。そして、その不安は見事に的中します。

「非力」

そう。とても非力でした。今でも非力でしょう。

ですが、一応210馬力ありますのでベース車両としては「アリ」かな…という判断にしました。

そんなアルテッツァ。

タマ数、走行距離、事故車率。全てにおいて2位。これだけあれば、個体も選べるレベルにあるのではないでしょうか。

1位 RX-8

RX-8の中古車
タマ数195台
平均走行距離8.46万km
事故車率22%

1位の中古ドリ車はRX-8です。(一応…4ドアですよ)

8に関しては全グレードで200馬力を越えていましたので、全てのグレードを調査対象としました。

RX-8の凄いところはタマ数、走行距離、事故車率の全てで1位ということです。ただ…走行距離や修復歴ではわからないものも多いですよね。

例えばエンジンオイルの管理とか…。勿論、他の車でもいえることなんですが、REに関しては特に気をつけたいポイントです。RX-7ですと、ターボの2ドアしかありません。車好きの人が乗る車ですので、オイルなどのメンテナンスが十分だった可能性が高いです。

ですが、RX-8は4ドアNAのファミリーカー。メンテを怠っている個体がある可能性があります。レシプロエンジンよりデリケートですので、この辺りはちゃんと見ておきたいですが…見れませんよねw

幸い、タマ数が多いので選択肢は十分かと思います。

ちなみに、RX-8には走りに特化したグレードがあります。タイプS。タイプRSです。こちらなら、気を使ってるオーナーさんが多いかもしれませんね。

今回はこの2グレードに絞って、調査もしてみました。

結果はこんな感じです。

タマ数156台
平均走行距離8.43万km
事故車率25%

台数は少し減りましたが、それでも十分なタマ数があります。走行距離が短くなり、少しだけ事故車率があがりました。

RX-8は前期と後期でエンジンの仕様が異なります。数は多くありませんが、150万円以下でも後期型が狙えます。

又、ドリ車としてだけでなく、ガチのサーキット車両としても活躍できます。(むしろそっちの方が向いているかも)

そんなわけで、1位はRX-8でした。

まとめ

今回は4ドアに限定して調査してみました。正直なところ、2ドアの時と同じで「古い車が高いなぁ」という感じです。

総じて思うことは、近年の車がいかに残念かということです。安全面については向上したかもしれません。それと引き換えに「操る楽しさ」を犠牲にしたのではないでしょうか。というより、「安全な車」と「操って楽しい車」の両立が出来ていないことが原因かもしれません。

スポーツカーに必要以上の電子制御を入れてしまったための弊害が、現状の中古車市場の高騰となっているように思えます。

現役で買えるベース車があれば、こんなことにはなりませんからね。

機械とは「必要な時に必要な能力を100%出せるもの」でなくてはならないと思います。正直いいますが、人がいても反応しないブレーキサポートをつけることに何の意味があるんでしょうか?

効くこともあれば効かないこともある。そんなブレーキがついていたら問題ですよね?

効くこともあれば効かないこともある。そんなブレーキサポートが問題にならないほうが問題ではないでしょうか?

私の考えでいえば、無駄なものをつけています。お陰で、お金、重量、運動性、楽しさといったものを失っています。

話がズレましたが、現在は「操る楽しみ」がない車しかないということです。