【中古】150万円以下のおすすめ4ドアドリ車【10選】
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前回、2ドアのドリ車ベースを調査しました。
割とタマがないなーということで、今回は4ドアのドリ車ベースを調査しました。といっても、最近の車は電子制御介入が多く、ベース車としては厳しいみたいですね。
基本的に、選別ルールは前回に倣っています。但し、極端にパーツの少ない車種は省きました。今回は車両もパーツも入手しやすいものを前提に選びました。同様に、魔改造が前提のベース車種も省きました。魔改造には、エンジンスワップ。足回りやミッション移植を含みます。
又、車両に関しても同様の考えて選別しました。
選別ルール
車両
- 車両価格150万円以下
- 4ドア
- FR
- ノーマルエンジンで200馬力以上
- 排気量3L以下
- MTのみ
- 非オープンカー
但し、以下の車両は除く
- 他車種のエンジンを移植した車両
- 他車種の足回りを移植した車両
- 他車種のミッションを移植した車両
評価
- タマ数
- 平均走行距離(※1)
- 事故車率(※2)
手順と捕捉
ネット最大手の中古車サイト、カーセンサーで該当する車両を検索。150万以下の台数と平均走行距離、事故車率を算出しました。
今回はこれらの3項目を元に、ランキング形式で紹介します。
平均走行距離は「各車の走行距離 / 台数」で算出。但し、2005年以前登録車両の走行不明もしくはメーター改ざん車については走行距離20万kmとして計算。
中古車情報サイトで「修復歴あり」と記載のあるものを事故車としてカウントしました。
ベスト10
赤い数値については全車中1位。
黄色い数値については全車中2位を示しています。
先にランク外の車を紹介しておきます。
- チェイサー(90)
- スカイライン(33)
- ローレル(33)
- セフィーロ(31)
チェイサー(90)、スカイライン(33)は150万以下の車両がありませんでした。
ローレル(33)、セフィーロ(31)は他車エンジン搭載車しかありませんでした。
10位 アリスト(16)
タマ数 | 1台 |
平均走行距離 | 18.3万km |
事故車率 | 0% |
10位の中古ドリ車は16アリストです。
今回はV300のMTのみを調査しました。150万円以下の車両は1台ありました。データとしては信憑性が低い為、10位としました。
9位 スカイライン(32)
タマ数 | 1台 |
平均走行距離 | 24.1万km |
事故車率 | 100% |
9位の中古ドリ車は32スカイラインです。
調査はGTS-tタイプM。こちらも1台のみの結果となりました。
リアルタイムで32を知っている身としては、微妙な感覚です。Rや2ドアはヤンチャをしていた車が多く、タマが少ないのも頷けます。当時の4ドアはファミリーカーとして乗られていました。当然、若い人が目を向けることもありませんでした。
それが、今や絶滅危惧種に近いとは…
( ゚д゚)
8位 マークⅡ(90)
タマ数 | 3台 |
平均走行距離 | 17.87万km |
事故車率 | 100% |
8位の中古ドリ車は90マークⅡです。
マークⅡ、クレスタ、チェイサーはツアラーV系のみを調査しました。本命中の本命車両ではないでしょうか。
90系のツアラーVが出た時は驚きました。マークⅡ、クレスタ、チェイサーといえばハイソカーの本命のよう車でした。エクステリアやインテリアに拘るならともかく、1JZを載せるとは思いませんでした。当時はドリ車のベースも定番の2ドアから、少しズラした4ドアが広まりつつありました。ローレルやセフィーロですね。
まさか、トヨタがその市場に踏み込むとは思いませんでした。が、当時のトヨタはそんな意外な攻めをするメーカーでもありましたね。
余談が長くなりましたが、マークⅡは台数が少なく、事故車率100%ということでこのような結果になりました。
7位 マークⅡ(100)
タマ数 | 3台 |
平均走行距離 | 15.2万km |
事故車率 | 100% |
7位の中古ドリ車は100マークⅡです。
台数が少なく、事故車率100%。90に比べ、走行距離が短いので7位となりました。
6位 クレスタ(90)
タマ数 | 2台 |
平均走行距離 | 17.5万km |
事故車率 | 50% |
6位の中古ドリ車は90クレスタです。(100クレスタは調査外です)
台数も少なく、事故車率50%ということでこのランクです。
ぶっちゃけ、6位から10位までは混戦状態といってもいいでしょう。もう少しデータがないと信憑性もないですしね。
今回調べたタイミングではこんな感じになりました。
5位 スカイライン(34)
タマ数 | 7台 |
平均走行距離 | 16万km |
事故車率 | 43% |
5位の中古ドリ車は34スカイラインです。
調査対象は25GTターボ。25GT-Xターボです。
4位と悩みましたが、走行距離と事故車率を踏まえ、34を5位としました。
スカイラインは32、33、34を調査しました。どれもタマ数が少なく、32は1台。33は0台。34が7台という結果になりました。
私は全車乗ったわけではないですが、この中では34が乗りやすいのかなーと思います。32よりは大きいですが、なんといってもデフォルトで280馬力あるのは魅力ですね。ここに来てツアラーVの好敵手となったけど、既にそういう時代ではないという…
ちなみに今回のランキングの中で、私が欲しいのは34スカイラインです。
4位 ヴェロッサ
タマ数 | 3台 |
平均走行距離 | 12.07万km |
事故車率 | 33% |
4位の中古ドリ車はヴェロッサです。
調査対象はVR25。ぶっちゃけ、調査するまで知りませんでした!
マークⅡがマークXになり、クレスタとチェイサーの後継車がヴェロッサとなったようです。今まで見たいに少しだけ変えて、クレスタとチェイサーのままいくのはダメだったんですかね?
ダメだったんでしょうね。
とにかく、こいつも1JZ搭載ですので素性は間違いないというところです。100系に比べ、ややホイルベースが長いですが…
こちらは販売期間が2001年~2004年と短いためか、タマ数も非常に少ないです。今後もあまり出てこないかもしれませんね。
3位 チェイサー(100)
タマ数 | 16台 |
平均走行距離 | 18.26万km |
事故車率 | 38% |
3位の中古ドリ車は100チェイサー。大本命の登場です。
マークⅡ、クレスタ、チェイサーという3姉妹。70、80、90とモデルチェンジを繰り返す中で、それぞれのイメージが出来上がっていきます。
定番のマークⅡ。
イケメンのクレスタ。
( ゚Д゚)ハァ??…チェイサー?
私の中ではそんな感じでした。チェイサーを見るたび、「何故、敢えてチェイサーを選ぶのか?」と聞きたいくらい不思議でした。
それまでのイメージをひっくり返し、3姉妹で1番人気となったモデル。それが100系チェイサーです。
発売当時からドリ車として人気が高く、乗っている人も他の3姉妹とは明らかに異なっていました。ぶっちゃけ、100系チェイサーは事故車ばかりだろうと予想していました。
が、意外なことに6割以上の車が無事故車という結果に。
台数も16台あります。4ドアの中では多い方です。どうしても100系チェイサーが欲しい人は頑張って探しましょう。150万円以下でも、程度のいい車と出会えるかもしれません。
2位 アルテッツァ
タマ数 | 62台 |
平均走行距離 | 12万km |
事故車率 | 29% |
2位の中古ドリ車はアルテッツァです。
調査対象はRS200。3S搭載車両です。
正直、ドリ車として入れるべきか悩みました。発売以前は皆が期待した車でした。事前アナウンスで2LのNAを搭載するということで、皆は不安を抱きました。そして、その不安は見事に的中します。
「非力」
そう。とても非力でした。今でも非力でしょう。
ですが、一応210馬力ありますのでベース車両としては「アリ」かな…という判断にしました。
そんなアルテッツァ。
タマ数、走行距離、事故車率。全てにおいて2位。これだけあれば、個体も選べるレベルにあるのではないでしょうか。
1位 RX-8
タマ数 | 195台 |
平均走行距離 | 8.46万km |
事故車率 | 22% |
1位の中古ドリ車はRX-8です。(一応…4ドアですよ)
8に関しては全グレードで200馬力を越えていましたので、全てのグレードを調査対象としました。
RX-8の凄いところはタマ数、走行距離、事故車率の全てで1位ということです。ただ…走行距離や修復歴ではわからないものも多いですよね。
例えばエンジンオイルの管理とか…。勿論、他の車でもいえることなんですが、REに関しては特に気をつけたいポイントです。RX-7ですと、ターボの2ドアしかありません。車好きの人が乗る車ですので、オイルなどのメンテナンスが十分だった可能性が高いです。
ですが、RX-8は4ドアNAのファミリーカー。メンテを怠っている個体がある可能性があります。レシプロエンジンよりデリケートですので、この辺りはちゃんと見ておきたいですが…見れませんよねw
幸い、タマ数が多いので選択肢は十分かと思います。
ちなみに、RX-8には走りに特化したグレードがあります。タイプS。タイプRSです。こちらなら、気を使ってるオーナーさんが多いかもしれませんね。
今回はこの2グレードに絞って、調査もしてみました。
結果はこんな感じです。
タマ数 | 156台 |
平均走行距離 | 8.43万km |
事故車率 | 25% |
台数は少し減りましたが、それでも十分なタマ数があります。走行距離が短くなり、少しだけ事故車率があがりました。
RX-8は前期と後期でエンジンの仕様が異なります。数は多くありませんが、150万円以下でも後期型が狙えます。
又、ドリ車としてだけでなく、ガチのサーキット車両としても活躍できます。(むしろそっちの方が向いているかも)
そんなわけで、1位はRX-8でした。
まとめ
今回は4ドアに限定して調査してみました。正直なところ、2ドアの時と同じで「古い車が高いなぁ」という感じです。
総じて思うことは、近年の車がいかに残念かということです。安全面については向上したかもしれません。それと引き換えに「操る楽しさ」を犠牲にしたのではないでしょうか。というより、「安全な車」と「操って楽しい車」の両立が出来ていないことが原因かもしれません。
スポーツカーに必要以上の電子制御を入れてしまったための弊害が、現状の中古車市場の高騰となっているように思えます。
現役で買えるベース車があれば、こんなことにはなりませんからね。
機械とは「必要な時に必要な能力を100%出せるもの」でなくてはならないと思います。正直いいますが、人がいても反応しないブレーキサポートをつけることに何の意味があるんでしょうか?
効くこともあれば効かないこともある。そんなブレーキがついていたら問題ですよね?
効くこともあれば効かないこともある。そんなブレーキサポートが問題にならないほうが問題ではないでしょうか?
私の考えでいえば、無駄なものをつけています。お陰で、お金、重量、運動性、楽しさといったものを失っています。
話がズレましたが、現在は「操る楽しみ」がない車しかないということです。