ホワイトバランスとは

ホワイトバランスとは

一言でいうと、「白いものを白く見せる手段」です。

( ゚Д゚)ハァ?

そう思いますよね。捕捉します。

色温度とは

色温度という言葉があります。

白い紙を持っていると思ってください。

当たりが真っ暗になりました。

ろうそくの光で紙を見た時、その紙は白く見えるでしょうか?

電球の場合は?

蛍光灯の時は?

果たして、全て「白」でしょうか。

ろうそくや電球の場合、赤っぽく見えませんか?

紙に色がついたんでしょうか。

違いますよね。

ろうそくの光には色がついています。その影響を受けたから紙が赤っぽく見えるんです。

これが色温度です。

色温度はケルビンという単位で表します。ケルビンが低いほど赤っぽく見え、高いほど青っぽく見えます。明るいとか暗いといった話ではありません。

ろうそくや電球は赤っぽくないですか?

色温度が高くなると、徐々に赤みが消えて青っぽくなっていきます。

そして、日陰になると青く見えます。

「白」を白く見せる調整

つまり、「白」は周囲の影響を受けることで白く見えない場合がります。

「白」を白く見せるためにはどうすればいいか。

反対の色を混ぜちゃえ!

それがホワイトバランスです。

めっちゃ赤っぽく見えるなら、めっちゃ青を入れればいい。

めっちゃ青っぽく見えるなら、めっちゃ赤を入れればいい。

でもって、中和されて「白」に見えるよね!

そんな感じです。

ホワイトバランスの注意点

色温度は低いほど、赤っぽく見え、高いほど青っぽく見えました。

赤いものを白く見せる為、青を入れる。

青いものを白く見せる為、赤を入れる。

つまり、カメラのホワイトバランスは色温度と逆の色が強くなるということです。

具体的にいきましょう。

こんな風に写る写真があります。

3000ケルビン(電球など)に設定します。

3000ケルビンは赤っぽく見えるはずので、カメラは青を入れて修正します。

すると、こんな感じ。

今度は6000ケルビン(曇天)に設定します。

6000ケルビンだと青っぽく見えるはずので、カメラは赤を入れて修正します。

するここんな感じ。

これがホワイトバランスの効果です。

ホワイトバランスの設定

具体的な設定方法です。

電球なら「電球」。

曇ってるなら「曇天」。

撮影状況に合わせましょう。それだけで、ホワイトバランスが設定できます。

この時、カメラはこう考えるわけです。

電球なら赤っぽく見えてるから、いっぱい青を入れよう。

曇ってるなら青っぽく見えているから、いっぱい赤を入れよう。

となるわけです。

勝手にやってくれるなら、さっきの説明はいらなかったのでは?

そんなことはありません。

清涼感を出したいときは「青」を強く入れたいですね。

温かみが欲しい時は「赤」を強く入れたいですよね。

どこをどうすれば、そうなるのか。

知っていて損はないと思います。

又、こんな設定もあります。

色温度で設定が可能です。

微妙な調整がききますので、こだわる人はこちらをおすすめします。この時、色温度を理解していると設定がスムーズです。

色温度を低く設定した場合、本来は赤く見えるからカメラでは青が強くなる。

色温度を高く設定した場合、本来は青く見えるからカメラでは赤が強くなる。

ということです。

ホワイトバランスのまとめ

今回はホワイトバランスについて書きました。

「白」を白く見せるための機能。それがホワイトバランスです。ざっくりと、こんな感じになると思ってください。

ちなみに、私は「曇天」が多いです。最初は色々と触ってましたが、いつの間にかほぼ「曇天」で固定されていました。

稀に変えるんですが…

いつのまにか戻ってます。

個人的には、それほどこだわらなくてもいいのかなと思います。

理由は「レタッチできるから」です。

レタッチしない人は、現場でホワイトバランスをあわせるしかありません。これはこれで大変ですが、写真を撮ってる実感もありますし、設定がはまった時の感動もひとしおです。

現場で色を出しちゃう人って、凄いですよね。尊敬します。

そんなわけで、みんさんもホワイトバランスを弄ってみてください。今までと違った写真が撮れますよ。