街乗りでも練習できるドライブテクニック3選

2020年8月5日

サーキット以外でもドライブテクニックを磨くことはできます。

とはいっても、街中で急発進したり、スキール音を響かせたりするものではありません。他の車の流れを邪魔せず、スムーズに紳士的に行います。

そんな方法あるのかな?

と思った人は、読んでみてください。

踏力一定ブレーキ

習得できる技術

この練習によって、スピード・距離・踏力を瞬時に判断する力が身につきます。

やり方

一定の力でブレーキを踏み、目標の位置で止まる練習です。

注意点

練習を優先して追突しないようにしましょう。又、周囲の人を驚かさないようにしましょう。

練習のポイント

簡単なようにみえますが、一定というのがポイントです。緩めてもいけませんし、踏み込んでもいけません。赤信号のたびに練習できます。

割と簡単にマスターできると思いますが、距離を変えることで難易度が変化します。いつもより遠くからブレーキを踏むだけで、全然違います。

確か、織戸学さんもこの練習をしていた気がします。(昔の雑誌で読んだ気がします)

舵角一定コーナリング

習得できる技術

アクセルワークによるコーナリングコントロール。

やり方

入口でステアリングを切った角度のまま、アクセルワークのみでコーナーを曲がる。

注意点

高速道路や立体駐車場のアプローチなどのRが一定のカーブでないと練習できません。

練習のポイント

コーナーに入ったら、ステアリングを切ります。この時、「ここ」と決めた舵角で固定し、出口までステアリング操作を行いません。

スピードが速いとアウトに膨らみますし、遅いとインに入ります。その場合でもステアリングは操作せず、アクセルのみを操作します。この時、外に膨らむことを「アンダーステア」といいます。

具体的にはアウトに膨らんだらアクセルを緩め、インに入るとアクセルを踏みます。

この練習では安全な速度域で、アンダーステアを経験することが出来ます。そして、まだ踏める速度なのか、無理な速度なのか。どの程度、アクセルで操作できるのかといったことが学べます。

スムーズなシフトチェンジ(ヒール&トゥ)

習得できる技術

シフトチェンジの際に車の挙動を乱さず、パワーバンドを保ったまま走行することが出来る。

やり方

回転数をあわせてシフトチャンジします。

注意点

シフトダウンの時、回転数をレブリミットに入れないようにしましょう。

練習のポイント

ます、マニュアルミッションじゃないと練習できません。

練習はどこでも可能です。車の速度とギアと回転数が合えば、スムーズにシフトチェンジが出来ます。

シフトアップの時は特に問題ありませんが、シフトダウンの時は回転数を上げてからクラッチをつなげることで、スムーズにシフトチェンジが出来ます。

最初はアクセルとブレーキのみで行うのがいいでしょう。速度とギアと回転数がわかってきたら、次のステップに行きます。

ヒール&トゥ

減速しながら、回転数をあわせ、スムーズなシフトチェンジをしましょう。

  1. 減速時、右足のつま先(トゥ)でブレーキを踏みます。
  2. 左足でクラッチを踏みます。
  3. ブレーキを踏んだまま右足のかかと(ヒール)でアクセルを踏み、回転数を上げます。
  4. シフトダウンします。
  5. 速度、ギア、回転数が合えば、左足を離し、クラッチをつなぎます。

回転数が合っていれば、車はスムーズに進みます。

パワーが出る回転数を維持したままコーナリングする技術ですので、是非マスターしてください。

街乗りで練習できるドライブテクニックのまとめ

普段の街乗りでも、これだけ練習ができます。

特殊な練習だけでなく、基礎に毛が生えた程度のものでもスキルアップは可能です。というより、基礎は大事です。

良ければチャレンジしてみてください。