【車高調】車高のセッティング方法

車高調いじってますか?
バネレートは購入時のものを使うので、普段はいじることはないと思います。
ですが、他にもいじれるとこがいっぱいあります。
- 車高
- 減衰力
今回は、車高の調整方法について書いていきたいと思います。
車高調を買ったけど、車高の調整の仕方がわからない。そんな人が、最初のステップを踏めるように書いています。
ちなみに、私は減衰力の調整を先に行うことをおすすめします。ある程度調整が終わった後で、車高の調整をする方がセッティングが出しやすいと思います。
それではどうぞ。
ネジ式車高調の仕組み
バネ式車高調ってこんな感じの構造になってます。

上の赤い部分がバネを受けるところで、ここを上下させることで車高を調整します。ロックシートと呼びます。
車高が決まったら、下の青い部分を締めてロックさせます。スプリングシートと呼びます。
調整に必要な道具

鎌みたいな工具を使います。名称は車高調レンチ。
こちらを、2つ使います。(2つ1セットで売ってると思います)
- 車高調レンチ
- ジャッキ
- スロープ
ネジ式車高調の調整方法
① ジャッキアップ
まずは、ジャッキアップ。
純正の物でもいいですが、油圧ジャッキがあれば作業が楽でしょう。その際、できれば2輪あげられるものがベターだと思います。
作業時間は短いので、馬は不必要だと思います。(というか、私は馬を使ったことがないです)
又、車高調調整後、低すぎてジャッキが抜けない可能性がある場合はスロープを使いましょう。
というより、保険の為に使った方がいいかもしれません。ジャッキが埋まるとマジで泣きます。
② ロックシートを緩める

車高調連とを使い、ロックシートとスプリングシートに引っかけます。
スプリングシートは動かないように固定し、ロックシートを緩めます。
これで、スプリングシートが自由に動くようになります。
③ スプリングシートの調整
スプリングシートを回転させることで車高の調整が出来ます。
シートを上げると車高が上がり、下げると車高が下がります。
左右の高さをあわせる必要がありますので、自分なりに基準点を決めておき、スケールなどで測るようにしましょう。
私はネジの下端から、スプリングシートまでを図るようにしていました。なるべく誤差がなくなるような測り方を見つけてください。
④ ロックシートを締める
車高の調整が終わったら、ロックシートを締めます。
スプリングシートが上下しないよう、注意しましょう。
⑤ ジャッキを下ろす
調整終了後、ジャッキを下ろしましょう。
これを4輪、行います。
個人的には油圧ジャッキがあると便利です。
車高のセッティング方法

ここからが本題です。
車高といっても、車種によって違いがあります。
AE86なんかは車高の割にストロークがありあましたので、フェンダーがかぶっている車も見かけました。シルビアや180SXなんかは車高を落とすとストロークが不足しますので、フェンダーをかぶらせると足が動かなくなってしまいます。
まず、メーカーから送られてきた状態でつけてみましょう。(念のため、左右の高ささだけはチェックしましょう)
その状態で走ってみましょう。
ロールが激しいはあい
車高が高い可能性があります。タイヤハウスの間に指が3本や4本入るなら、車高が高いと思います。
フロント、リアともに下げましょう。
重心を落とすことでロールを抑えることが出来ます。ただ、左右のロールはスタビライザーによるところが大きいので、車高調でのロール制御は補助的なものだと思ってください。
足が動かない場合
車高が低すぎる可能性があります。スプリングとショックが働けないと、足は動きません。車を下ろした時、ショックのストロークがどの程度あるのか確認してみましょう。
ストロークする銀色の部分の末端に何かしらを巻き付けます。ジャッキを下ろし、もう一度上げます。さっきの印が一番上まで上がっていたら、ストロークできないということです。
又、極端に狭い場合もストローク不足だと思った方がいいでしょう。

フロント、リアともにあげましょう。
アンダーが出る場合
ある程度セッテキングが出来てから、アンダーがひどい場合の話です。車高がアンダーセッィングかもしれません。
フロントを下げるか、リアを上げましょう。
その場合、前後ともにストローク量を確保できることを前提にセッティングしましょう。
オーバーが出る場合
ある程度セッテキングが出来てから、オーバーがひどい場合の話です。車高がオーバーセッィングかもしれません。
フロントを上げるか、リアを下げましょう。
その場合、前後ともにストローク量を確保できることを前提にセッティングしましょう。
車高セッティングのまとめ

車高のセッティングって、意外と難しいです。
極端にいうとミリ単位で動きが変わってきます。
車高も減衰力と同じでフロントのみ、リヤのみで行いましょう。同時にやると、どっちの調整が効いたのかわからなくなります。面倒ですが、煮詰める時は一つずつやりましょう。
面倒ですが…
割と楽しいですよ。