【NBOX】本栖湖の初日の出【車中泊】

2020年2月26日

焦点距離は50mm

まずはコチラ

本栖湖の初日の出

この辺りから50mmで撮りました。

撮影場所 詳細
撮影場所 広域

いきなり焦点距離かよって思われるかもしれませんが、大事なんです。特にズームレンズを持ってない人にとっては死活問題です。行ったはいいけど、遠すぎる(近すぎる)ってことになると絵になりませんからね。

準備

ご存知の方はご存知、私は愛媛なんです。富士山遠いですよね。カメラを始めて1年ちょっとの頃に行きました。「初日の出」で検索して上位に来るのは富士山。やっぱりそうですね。行って雨だったら?行って雲がかかってたら?行かないと写真は撮れません。なら、行きましょう。

と、その前に準備を。

愛媛県ではあまり雪が降りません。

「初日の出 富士山 チェーン」あたりでググります。愛媛では降雪があるとすぐにパニックになりますが、雪の多い地域はその辺を盛り込んで生活しています。除雪車スタンバイしており、幹線道路などはすぐに復旧するようです。

今回、そこまで奥地に行くわけではありません。スタッドレスのみを装着し、チェーンは買わずに行きました。

人間の寒さ対策です。

  • ダウンジャケット
  • スヌード
  • マフラー
  • 手袋(革)
  • 手袋(毛糸)
  • ニット帽
  • イヤーマフラー
  • カイロ
  • カイロ(靴下用)

どれが役に立ったか?

全部でした。強いて一つあげるなら、カイロでしょうか。ピンポイントで貼れますので、防寒が弱いと思われるところを補強できます。特に靴下用には助けられました。

日程

出発前の予定はコチラ。(当時はまだ日程表作ってませんでした)

30日

  • 出発
  • 刈谷SA 到着(泊)

31日

  • 刈谷SA 出発
  • 本栖湖 到着(泊)

1日

  • 本栖湖 出発
  • 伊勢神宮 到着
  • 伊勢神宮 出発
  • 帰宅

「本栖湖は有名な撮影スポットなので大晦日の16時ぐらいから駐車場が混雑し始める」と書いてます。早めに行きましょう。

出発~本栖湖

30日、いよいよ出発です。写真、ボケてますね。緊張で手が震えていたってことで。

出発

ウチは四国でも西の方なので時間がかかります。

徳島まで3時間ぐらいかかります。これは大きいですね。

30日ルート

当初は強行軍で向かうことも検討しましたが、冬だし大事を取って刈谷で1泊します。というのはいいわけで、トリトンを撮りたかったんです。

名港トリトン

あんまりいい絵がとれませんでした。

てか、ここ工場の敷地内なのかな? パトロールの車も来ましたが、何もいわれず。釣り人もいたし、大丈夫なんですかね。

撮影は諦め、刈谷SAへ向かいます。ここはSA内に観覧車がある大きなSAです。お風呂もありますんで、入ろうかと思いましたが…湯冷めが怖かったのでやめました。(冬だしね)

天むす

本栖湖

刈谷で朝を迎え、サクッと出発です。

31日ルート

新東名は初めて走りました。

今までと違う富士山の景色が…アレ、雲がかかって全然見えません。恐らく、正面あたりに見えるんでしょうが雲の渦が凄いんです。

道路状況ですが、高速道路は問題なし。新富士ICから下道です。路肩に雪がありましたが全然問題なしでした。 刈谷を出て、数時間で本栖湖湖畔に到着。山梨名物ほうとうをいただき、31日正午に本栖湖到着です。

事前調査では16時から混雑とあったので、この時間なら楽勝のハズ…

31日午後の本栖湖の様子

ええええええ?

三脚林ですよ。

でも、駐車してる車はまだ数台。三脚の前あたりがいいんですが、すでに何台か車がいます。仕方ないので駐車場に停めに行きました。なんか…斜めになってる。これでは快眠できません。入り口付近ですが、よく見ると軽四1台ならなんとかはいれるかも。ってことで、無理やり駐車。(後ろの車の人がいい人でした)

31日午後の本栖湖

てか、雲がすごくて富士山が全然見えません。参りました。と思っていたら、後ろの車の人が誰かとしゃべってます。

「夜中にゃ晴れるだぎゃ」

どうも名古屋の人のようです。自信ありげに仰っています。よく見ると手練れのようにも見えます。(何の?)でも、天気のことはわかりませんからね。

私は常に「天気予報は占いだ」といってます。100%じゃない時点で、そんなもんかなと。

今更ジタバタしても始まらないので、ふて寝します!

ふて寝すること数時間。日付が変わる前に年越しそばを食わねば…

と、外に出ると。

(*’▽’) おおおおおおおおおお

名古屋の人、やるじゃないか。山の神と呼ぼう。

31日夜の富士山

ピント合ってなくてスイマセン。(ピント合ってるのもありましたが、そっちはずいぶんと雲がはれてましたので臨場感がなかったです)

年越しそば

年越しそばを作り、つるっといただきます。

ちなみに、これでお湯を沸かしました。シガーソケットからお湯を沸かせるものがあるんですが、時間がかかるとか容器の臭いがあるらしいので火を使いました。火を使うので、念のため外でやります。てか、着いた早々トランク開けてBBQしてる猛者もいました。(火力凄かったですよ)

この時間になると、車がすごいです。赤い線のところが車で埋まっています。黄色いメイン道路まで溢れてました。(これがのちの悲劇に)

大晦日の渋滞

車に戻ると山の神がタバコをふかしてました。

聞けば色々と撮り歩いている人らしく、私に知らない撮影スポットをいくつも教えてくれました。気を使ってくれたのか、私の地元の話になりました。

神「愛媛もいいとこ、いっぱいあるだぎゃ」

私「そうですか?」

神「ほれ。船が浮いて見える…」

私「柏島ですか」

神「そうそうそう!」

私「あれ、高知っすね」

神「…青くて奇麗な川があるだぎゃ。なんとかブルーつって…」

私「仁淀ブルーですか」

神「それだぎゃ!」

私「仁淀川も高知っすね」

神「…」

などと話が盛り上がり…

知らない間に人が増えてました。

昔、峠走ってた時もこんな感じでした。名前も何も知らないけど、趣味が同じってだけで話が弾むんです。見回すと、キャブコンやバンコンが所狭しといるではありませんか。ポップアップルーフの車もいます。外車もいます。こんなので来れたらいいでしょうね。

(*"▽")

明日も早いってことである程度で解散。再び眠りについたのはいいんですが、夜中に警察が…

車が溢れすぎてるから…

夜中に起こされるハプニングを乗り越え、元旦の朝を迎えます。起きてびっくり。この赤いとこ、全部車です。坂の下までヘッドライトで埋まってました。

元旦の渋滞

ガードレールの三脚もびっしり。ここから冒頭の写真を撮るわけです。

時刻は7時24分でした。

惜しいのは本栖湖に波があることです。凪いでくれれば元旦から逆さ富士も撮れるのに。そんな時、山の神がいいました。

「風はやむだぎゃ」

マジか…

すでに厚い雲を晴らした神がいうのだから間違いないでしょう。

8時:まだ波が…

9時:やや収まったか?

10時:収まりません。

今度は湖の神とお会いしたいです。

本栖湖を後にし、精進湖を経由しました。折角なんで。子抱富士も奇麗ですね。

さて、あまりゆっくりしていられません。伊勢神宮へ向かいます。

伊勢神宮

行けたら行こう。そう思ってた伊勢神宮です。

1日ルートその1

精進湖を出たのが10時過ぎ。予定では14時半あたりに着くハズだったんですが、昨夜の寝不足が祟りました。オノレ、山梨県警。途中のSAで爆睡。ベッドメイクする時間も惜しかったので、そのまま寝ました。起きたら体中が痛いのなんの。

気を取り直し、伊勢神宮へ。

夜の伊勢神宮

17時前には伊勢神宮の駐車場に着きました。後で知ったんですが、三箇日は交通規制があるんです。お伊勢さんへの一般車は乗り入れ禁止になり、公共交通機関のみでの移動になるようです。大体、18時には解除されるようです。が、この時は早かったんですね。交通規制とか乗り入れ禁止とか知らずに行きました。

お伊勢さんに行ったのは人生で3回目だったんですが、宵のお伊勢さんは初めてです。地元の初詣とはなんか違います。

参拝も終わり、帰路へ。

伊勢神宮~自宅

1日ルートその2

お伊勢さんを出たのが20時ぐらい。

突貫で帰る予定でしたが、お正月から無理はよくないですね。さあ、帰ろうと思いましたが燃料が心配です。伊勢市で24時間やっている無人のGSを探し、なんとか給油。帰路につきましたが、途中で見つけた安濃サービスエリアが大きいのなんの。GSもありました。車中泊もできそうでしたが家までの距離を縮めておきたいので、再出発。

この日は草津で一泊しました。

ここも広くて奇麗ですね。よく使わせてもらってます。

2日のダンボー

2日はゆっくり帰りましたので、午後3時ぐらいに家に到着。走行距離は測ってませんが、多分2,000km弱ぐらいかな。

旅の総括

気ままに楽しく車中泊。気まますぎて、1日オーバーしました。ですが、これが醍醐味ですよね。(予定の立て方が甘いともいえる)

少し予定が狂いましたが、実際の日程はこんな感じです。

30日

  • 出発
  • 刈谷SA 到着(泊)

31日

  • 刈谷SA 出発
  • 本栖湖 到着(泊)

1日

  • 本栖湖 出発
  • 伊勢神宮 到着
  • 伊勢神宮 出発
  • 草津SA 到着(泊)

2日

  • 草津SA 出発
  • 帰宅

大晦日、雲で富士山が見えないときはどうなることかと思いましたが、元旦の朝には美しい姿を見せてくれました。浄闇の伊勢神宮も日中とは雰囲気が違いました。横丁の賑やかさがコントラストになってるのかもしれません。

刺激の多い旅でした。