初心者必見 車中泊の計画の立て方
みなさん、車中泊してますか?気ままに旅ができる。疲れたところが寝床。車中泊のメリットですね。でも、待ってください。意外に寝るとこってないんですよ。

ノープランの悲劇
私の体験談を書きます。2018年3月。行くとこだけは決めてました。
1日目
- 舞鶴引揚記念館
- 舞鶴クレインブリッジの夜景
2日目
- 天橋立
- 伊根の舟屋
後は風の吹くまま、気の向くままです。移動をはじめ、舞鶴に到着したのが15時ぐらい。(ウチ愛媛なんです)引揚記念館を見て回り、市内をウロウロしているとレンガ館を発見。舞鶴赤レンガパークです。予定にない場所だけに、テンションも上がります。
映画やドラマのロケ地でも有名みたいです。
日が沈みかけ、舞鶴クレインブリッジがライトアップされているかと移動しましたが…どうもやってない。特別な日しかやってないみたいです。
予定が狂ったと思いましたが、予定になかったレンガパークがあるじゃありませんか。再び戻ると既にライトアップされ、そりゃ綺麗ですよ。時間を忘れシャッターを押します。三脚を立てての撮影なんで、すぐに時間が経ちます。

満足した私は出発します。明日の目的地である天橋立をナビにセットしました。道中で道の駅を発見するも、まだ時間が早いので先に進みます。(思えば、悲劇の始まりはここだった)
目的地が近いほど、翌日が楽ですものね。
走っていると、大きな道路から外れ…
民家の明かりが減り…
対向車も稀になり…
街灯も珍しく…
オイオイオイ。と、思っていたら少し賑やかに。
気づけばもうすぐで目的地です。天橋立近くの道の駅「海の京都 宮津」がありましたが、既に満員御礼です。
先に進むしかないと思った矢先、ナビが目的地に到着したと告げてきます。
∠( ゚д゚)/ 「え」
天橋立を過ぎると、また明かりが減ってきます。これ以上は危険だと思い、「海の京都 宮津」へ引き返しました。
1台ぐらい減ってるのでは? そんな期待もむなしく満員のまま。と思いきや、数台停めれそうな場所がありました。既にエブリィも陣取っています。
なんとかそこに停め、寝床を作り一息ついたのが10時過ぎ。なんとかなったからよかったものの、危うく路頭に迷うところでした。思い返せば、道中の道の駅ならこんなことになりませんでした。そこで反省したわけです。
プランを立てよう
ここでは、私のやりかたをご紹介します。
- どこに行きたいか決める(普通の旅行と同じ)
- 目的地までの時間を調べる
- 目的地での観光は1時間以上とる
- 次の目的地までの時間を調べる
- 2~4のループ
- 当日の最終目的地と、翌日の最初の目的地の間で宿とお風呂を探す
- 2日目以降は2~6のループ
観光施設によって受付時間があります。夕方近くに到着する際は、事前に調べておいた方がいいです。ちなみに私は何度もやらかしました。
舞鶴の悲劇以降、必ず予定を組んでいます。
こんな感じです。

これを作り始めてから、大抵は予定通り旅行ができてます。
予定が狂うことも多々あります。この時も予定外のことがありました。
- 滝の撮影に行ったら、ちびっ子が楽しそうに遊んでいたので引き返した。
- 天橋立が大渋滞だったので、伊根の舟屋を満喫した。(GWの天橋立は半端ない)
- 夕日ヶ浦で夕日の撮影をした。(有名らしいです)
- 日和山海岸で水族館に行った。
- 城崎温泉を満喫した。(3つ入りました!)
- 事故で高速が通行止めになったため、ルートと時間が狂った。
結構、狂ってますね。でも、1日の中で予定が狂うことはあっても、翌日まで狂うことはまずありません。(今のところは)
これだけ予定を組めば気ままじゃない!
そう思うかもしれませんが、本当に気ままにハンドルを握って旅行に…ってことはないと思います。何県に行くのか。何をメインにするのか。その辺まで決まれば「あのへんだと、アレもあるよね」と、プランができているんじゃないでしょうか。
そう。頭のプランを文字にしただけです。自由度をあげることは可能です。終日京都市内観光とか、ざっくりな予定表も全然アリです。

でも、寝るとこだけは決めておきましょう。見知らぬところで、暗くなって一人ぼっちってのは…寂しいですよ。
私はこんなのを参考に計画を立ててます。車中泊お断りの道の駅もありますので、先に調べておきましょう。
行ってみよう
プランができたら実行です。その前に最低限の荷物を積み込みましょう。
旅の予定表。私はクラウド上でエクセルを見てます。エクセルに目的地の住所や電話番号も入れてますので、ナビに入れる時も時間がかかりません。
マット。フルフラットにならない車なら必須です。安くてもいいので絶対に買いましょう。
寝具。毛布は重宝します。5月あたりは随分と暑くなりますが夜間は冷え込みます。旅先で風邪をひくと大変です。布団か寝袋も必要です。
サンシェード。目隠しになるならなんでもいいです。防犯上必要です。何より朝日って凄く眩しいですよ。
着替えとユーティリティ。これは普通の旅行と変わりませんね。
これが最低限の装備です。一つでも欠けるとちゃんと眠れないと思ってください。
出発です。
当然のことをいいますね。
予定は予定。
そう。計画と違うからといって無理に急いだりしてはいけません。
車での移動もそうですし、目的地で早歩きや見たいものを端折るなんてもってのほかです。行動に移したからには、目の前の景色を楽しみましょう。
調査不足なんてよくあることです。
乗りたいアトラクションを見つけたら、乗りましょう。
特別拝観があれば、入りましょう。
おいしそうなお抹茶が頂けるなら、頂きましょう。
旅先では本能に従え、です。
思ったより時間がかかって、次の場所にいけなかった?諦めましょう。次の目的地までの時間も把握したうえで時間をオーバーしたのは自分です。今を楽しむか、次の目的地か。心の天秤で決着はついてるはずです。
自分でさえ知らなかった自分の好みを発見することがあります。
予定が狂っても楽しんだ人の勝ちですよ。
でも、次に活かしましょう。
1日の行程を終え、温泉かスーパー銭湯に行くはずです。さっぱりしたら、今日の寝床です。
事前に調べているんで問題ないですよね。到着した駐車場には既にキャンピングカーが停まっているでしょう。1BOXや乗用車も、サンシェードをはり寝る準備を終えている車も多いでしょう。今度は自分の番です。いい場所を探し、駐車したら準備しましょう。
トイレが近いと便利ですが、トイレの近くはやめましょう。なぜって、みんなそのトイレに行くからです。割と、足音や声がします。睡眠が浅い人は、特に注意したほうがいいと思います。
寝床を作り、今日の行程を思い返し、明日の行き先に希望を持ち…おやすみなさい。
反省しよう
はしゃぎすぎましたか?
疲れましたか?
食べ過ぎましたか?
楽しければOKです。
さて、予定と実行。大きく異なった方は、修正しましょう。どこかで時間をつかったはずです。それはあなたの「好き」です。
今度はもっと「好き」が満足できるようなる旅行にしましょう。(なんかポエムみたいになってる…)
とにかく、次回はそういった場所に十分な時間を充てるべきです。
大体、あってたという方は予定の立て方が良かったということです。しかし、計画とは別な視点でも見てみましょう。
ちゃんと寝ましたか?
長距離の運転で疲れましたか?
評価し、改善しましょう。より快適な車中泊ライフの為に。
機会があれば、私のおすすめ道具も書いていきます。