手洗い洗車の手順

みなさん、洗車してますか?
洗車しないとどうなるか。
塗装が剥げてボロボロの車、見たことありませんか? ああなります。
それは極端な例としても、洗車できるなら洗車しましょう。愛着がわきますよ。
今回ご紹介するのは全て自分でやるパターンですが、汚れ具合と時間を見ながら必要な工程だけ行ってください。
水洗いと仕上げだけでも大丈夫ですし、時間があれば他のこともしてあげましょう。
天候について
曇りがベストです。
カンカン照りの日中は避けましょう。
拭き方について
洗車に入る前に、全般的な拭き方について。
真っすぐ拭く人もいれば、円を描くように拭く人もいます。
青い部分がガラスで、ピンクが拭いたとこだとしましょう。

どんどんやっていくとこうなります。

拭き残しをなくすには、どれだけ隙間なく拭けるかということになります。
直線をかぶらせるのか、円を小さくするのか。
これは、お好きな方を選んでください。
洗車道具
私が使ってるものです。
- 手袋
- 足場台
- ホイール洗浄
- スポンジタオル
- タオル(洗車用)
- スポンジ
- 食器用スポンジ(虫取り用)
- カーシャンプー
- 粘土
- コーティング剤
- マイクロファイバー(コーティング拭き取り用)
- ガラス撥水剤
- タイヤワックス
- 超給水タオル
- ブロワー
足回りの洗浄
まずは足元から洗います。
ホイールハウスの洗浄

ジェットがある場合は、簡単にホイールハウスの汚れを飛ばすことが出来ます。
ない場合はシャワーで流すだけでOKです。汚れが目立つ場合はブラシなどを用いましょう。
ホイールの洗浄

次にホイールです。
ブレーキダストがひどい場合などは、鉄粉取りを吹きかけます。
身体に悪そうな臭いがします。
しばらく放置すると、変な色の液体が流れ出ます。ここから洗浄開始。
私はホイール用のブラシや手袋を使います。
ボディの洗浄
水洗い

シャワーで車を流します。
基本的に、各部位毎に施工します。
- ルーフ
- ボンネット
- 右フロントフェンダー(前輪のあたり)
- 右ドア(前・後)
- 右リアフェンダー(後輪のあたり)
- 左フロントフェンダー(前輪のあたり)
- 左ドア(前・後)
- 左リアフェンダー(後輪のあたり)
- トランク
細かい箇所で切ってあげると、拭き漏れが少ない(気がする)からです。
シャンプー

バケツにカーシャンプーを適量入れ、攪拌させます。シャワーを勢いよく入れてやれば泡立ちがいいです。

ここも各部位ごとに行います。汚れを取ったら水を流します。特に晴れている時は気をつけましょう。泡を放置すると、乾いたときに跡が残ります。
虫取り

ここまでやってもなかなか取れないのが虫!
虫取り剤なども売っていますが、どれもイマイチでした。
友人に聞いた方法がこちら。
食器用スポンジをつかうというもの。

この、アミアミの部分で除去できます。
水で流しながらスポンジで洗いましょう。
鉄粉取り

本気でやる場合は、ボディの鉄粉取りが有効です。
鉄粉取りには粘土を使用します。
水を流しながら、奇麗な面で擦ります。

擦っていくと、だんだんとツルツルになっていく感覚があります。
摩擦面を見ると、黒くなっていると思います。
次の施工で傷つけないよう、粘土をモミモミします。綺麗な面を出したら、また擦る。
これを繰り返します。
結構…かなり時間がかかりますので、時間が取れる時に行いましょう。ちなみに、フロントやルーフはしんどいですが、他は比較的少ないので頑張りましょう。
コーティング
ボディコーティング
ますはボディのコーティング。
真夏の日中は乾燥が早いので、ご注意を。できれば施工しない方がいいです。
私はブリスを使います。ブリスについての説明は、こちらを参考にしてください。
施工は一面ずつ行います。
薬剤をスポンジやマイクロファイバーに吹き付けます。

ボディに伸ばしていきます。
伸ばし方は自由ですが、全体に施工できるようにしましょう。

季節や天候にもよりますが、施工箇所がやや白っぽくなったら流します。
早い時は塗り終わって数分。遅い時でも5~10分といったところでしょうか。

水で流します。
この時、滝のように浴びせましょう。この工程が重要です。きちんと流せないと、ムラの原因になります。

十分流せたら、マイクロファイバーで拭き取ります。勿論、塗るときとは別のものを使います。

同じ作業を、各面に行います。
時間がかかりますので、施工は計画的に。
ちなみに、仕上がるとこんな感じの鏡面になります。(私もシャッターもみんな写り込んでいます)

ガラスの撥水
次にガラスの撥水施工を行います。
真夏の日中は乾燥が早いので、ご注意を。できれば施工しない方がいいです。
使うのはガラコ。
私はそのまま塗るのではなく、ティッシュにワンプッシュしてから施工します。

本体をじかに塗ると、強く押しすぎてしまい、薬剤がどんどん出ることになります。ですので、適量をとって薄く延ばす方法をとっています。
ここも、各面毎に仕上げます。
塗り終わってからが勝負です。
白くなる前に拭き取りましょう。
私は塗り終わって1~2分ほどで拭き取ります。
ちなみに、軽いウォータースポットならガラコで除去可能です。長年かけて染みついたものはしんどいですが、新車購入後、半年以内のウォータースポットなら除去できると思います。
タイヤワックス

折角なんでタイヤも奇麗にしましょう。

こちらは塗るだけですので、施工も簡単で早いです。
仕上げ
水分を完全に拭き取ります。
水切りワイパー

まずはザックリと水を切ります。
水切りワイパーというものがありますので、先にこちらで水を飛ばしておくのがいいと思います。
これをやると、拭き上げの労力が半減します。
拭き上げ
超給水タオルを使います。
ゴシゴシ拭きません。
塗れた面にタオルを置き、タオルだけ移動させる感じで拭きます。

毛細血管現象を利用するわけですね。
手で拭くと手の部分にのみ圧力がかかりますが、この方法ですと圧力が一定ですので、拭き残しもムラもありません。
しかも、超給水タオルならバンバン吸い取ってくれます。絞る回数も少ないので、効率がいいです。
又、ボンネット・トランク・ドアは全て開けましょう。開口部の内部まで水が入っていますので、これも綺麗に拭き取ります。

細かいですが、長く乗り続ける秘訣です。
ブロワー

全てやる必要はありませんが、ガレージに入れる場合(特に旧車)はやっておいた方がいいでしょう。
音がうるさいので、必要最低限の場所をやりましょう。具体的にはホイールナットのあたりや、タイヤハウス内など。長く水が留まるような場所です。
道具の片づけ
ここまでくればあと一息。
洗車は終わったんじゃないかって?
次回の洗車の為に、洗車道具を洗い、整理整頓しておきましょう。
洗車道具が汚いと、洗車する意味がありません。
完成

お疲れさまでした。
全行程を行うと、1日がかりになったのではないでしょうか。
でも、愛車は大喜びだと思いますし、愛着も深まったのではないでしょうか。
では、良いカーライフを。