【NBOX】雨晴海岸の初日の出【車中泊】

2020年2月26日

嗚呼絶景

日本海の荒波と屏風のようにそびえる立山連峰。女岩の松がいいアクセントとなって1枚の絵画のようです。

雨晴海岸の初日の出

これは2019年(平成最後)の初日の出です。

撮影場所は富山県の雨晴海岸。道の駅「雨晴」の真正面あたり。氷見から車で20分ぐらいだったと思います。

撮影場所はコチラ。

雨晴海岸の撮影場所

ここから50mmで撮影しました。

富士山の次

2018年(平成30年)の初日の出は本栖湖の富士山でした。結果的にいえば、撮影場所もレンズも天気もバッチリで、非常に満足しています。

来年はどうしよう。

と考えるのですが、候補が全然浮かびません。「初日の出 絶景」や「初日の出 スポット」でググりますが、海岸線から昇る朝日というロケーションが多く決め手に欠けていました。というより、私としては富士山で満足しており「次行って曇ってたら嫌だなぁ」とか「雨だったら無駄足だよなぁ」とネガティブな発想ばかりでした。

それでも10月ぐらいには、やっぱり撮りに行きたいと思い始め再調査。いくつか見ているうちに候補が三つになりました。

  • 大洗磯前神社(茨城)
  • 雨晴海岸(富山)
  • 開聞岳(鹿児島)

どれも有名ですね。開聞岳の初日の出スポットはググっている間に見つけました。ですが、住宅街のようですので今回は見送ることにしました。車中泊する場合は、お手洗いとかの問題もありますしね。

残る二つで悩みましたが、今回は雨晴海岸に決定。

そうと決まれば日程を組みます。

日程表

車中泊のプラン作りも慣れましたので、今回は観光地も盛り込みました。

それと、当時は気になるニュースがありました。チェーンの義務化です。

富山は雪が多く、捕まるようなことになるのは嫌なので各警察に電話して聞いてみました。まだ罰則も何も決まっていないので現時点では取り締まらないとのことでした。一応、チェーンを買おうとしたのですがNBOX用の非金属製チェーンがない! 厳密には売り切れて手に入らない状態でした。

ですので、スタッドレスのみで出発します。

1日目

愛媛から石川県まで移動します。

初日はとにかく移動日です。 年末独特の浮かれた感じで、見慣れた風景を眺めながら移動します。名神から北陸道に入ると見慣れない景色になりますので、テンションアップ。

今庄を超えたあたりから雪が増えました。今回、初日ぐらいはあったかいとこで寝ようと考えていました。ただ、道中が不安なのでギリギリになって予約する作戦です。ダメなら当初の予定通り車中泊です。

候補はテルメ金沢さん。順調にいけば夜には到着できる距離です。念のため、出発時に調べた時はまだ空きがありました。このペースならいけそうだなと思い、ネットから予約を試みますが…

Σ(゚д゚lll)ガーン

今朝は空きがあったのに…満室ですとー!

残念ですが、全泊車中泊でいきましょう。予定を変更し、尼御前SAへ。

尼御前SA

GSもありますので安心ですね。食事を済ませ車に戻ると、雪のように白い野良猫が。

寒いのに可哀そうですが、一緒に寝るわけにもいきません。

NBOX車中泊

どこかでいい人と巡り会えればいいですね。

2日目

寒いです。

日本海

気温もそうですが、景色も寒いです。見慣れないせいでしょうかね。

まずは兼六園に向かいます。兼六園は3度目ですが、雪の兼六園は初めてです。写真でしか見たことがなかったので超感動!

兼六園

兼六園を後にし、富山へ向かいます。富山県は2度目ですが、冬の富山は初めてです。ここで驚いたことがあります。

全員、長靴を履いていること。(少なくとも、私が見た限りは全員が長靴でした。)ちびっこも、自転車に乗ってるおばちゃんも、仕事帰りのお父さんも、みんな長靴です。私も今回のために新調したモンベルの長靴を履いても全然浮かないということがわかりました。

さて、富山ではある意味メインである道の駅「氷見」へ。

ここでは温泉と食事をいただきます!

温泉は結構塩気があります。中々、いいお湯でした。

で、メインの北の番屋くるくる寿司へ。私、食事はパッと済ます方なので、基本的に並ぶことはありません。ですが、ここでは並びました。だって、この為に来たようなもんですから。

ブリトロ

氷見のブリ。最高です!

なんといっても、ブリトロ。初めて食べました。皆さんも一度はご賞味ください。

温泉とお寿司をいただき、いざ雨晴海岸へ。宿泊先は道の駅「雨晴」。なのですが、こちらの駐車場は少々狭く駐車台数が少なめです。念のため、スタッフの方に車中泊の旨を伺ったところ、快くOKをいただきました。

さて、就寝。

なんですが、富士山より寒い…。富山は緯度が高く、本栖湖は標高があります。ですので、寒さ的にはどっこいどっこいかと思ってましたが、富山の方が寒い! これは誤算でした。何とか寝付いても、WCで起きた後は中々寝付けなかったり。

ここでFFヒーターへの願望が一気に高まりました。

周囲を見渡しましたが、本栖湖のような混雑はなく安心して寝れそうです。

3日目

5時ごろには起床しました。この頃になると駐車場は満車です。いつもの冬セット(帽子、耳当て、手袋、カイロ)に長靴を履き、カメラと三脚をもって撮影場所へ。

今回は三脚を固定する場所がなかったので、場所取りできていません。すでに大勢のカメラマンがスタンバイしています。邪魔にならないところを探しながら前へ前へと。初日の出の場所取りは大変ですね。

雨晴海岸の初日の出

こちらが初日の出の瞬間です。

今年も天気に恵まれました。

気づけば随分と人が増えています。日の出の瞬間が撮れたので、すぐに撤収。どちらかといえば帰る人より来る人の方が多い感じです。雨晴海岸は線路を渡るのですが、線路まで戻ると粗品を配っている人がいます。道の駅の職員さんらしく、元旦初売りの割引券をいただきました。割引券を握りしめ、道の駅まで戻ると道が大渋滞。大型の観光バスが何台か停まってました。

道の駅でお買い物をしていると、渋滞も緩和されたので出発します。

次の目的地は白川郷です。

白川郷

ICから降りると道が凍っていて少し怖かったです。渋滞もなかったので、実はお休みかなと思ったほどですがちゃんとやってました。白川郷もいきたい場所の一つでした。意外というか、ちゃんと人が住み生活していることに驚きました。

白川郷

一応、みんなが登るであろう絶景スポットまで足を運びます。みなさん。冬の白川郷は気をつけましょう!

モンベルの長靴を履いていても滑りましたから。間一髪。コケることはありませんでしたが、かなりヒヤヒヤものです。少し小腹がすいたので、飛騨牛の串焼きを平らげます。

マジウマです! みなさんも是非!

白川郷を後にし、去年と同じく伊勢神宮へ向かいます。

元旦の移動ルート

ルートとしては日本縦断って感じです。

伊勢では去年からお世話になっているみたすの湯で禊をし、内宮へ向かいます。

赤福本店

赤福をいただき、おかげ横丁でラーメンをいただきました。調子に乗って松坂牛の串焼きも…

いや、ここに来たのは参拝する為! ちゃんとお参りをし、家族の分だけお守りを買い帰路につきます。今年も草津まで戻り、車中泊です。

4日目

草津から家まで数時間。無事に帰るまでが旅行です。最後まで気を抜かず、気をつけて走ります。

旅の総括

初日の出シリーズ第二弾は雨晴海岸でした。

車中泊にも慣れ、プランニングだけでなく妙なグルメの知識も入れてしまったものですから、今回は食事に対するウェイトも大きかったように思います。氷見のブリ、飛騨牛、松坂牛。どれも最高でした!

いやいや、ちゃんと写真も撮ってます。今回は中々行けないところを攻めたつもりです。

その分、旅行としては満足のいくものかと思います。普段の車中泊はあんまりお金を使いませんから、たまにはいいですよね。

もし、雨晴海岸に行く人がいれば参考にしてください。

では。